鎌倉シェアハウス1192

さよならは小さい声で

sai

更新日:2014年12月06日(土) by sai 93 views


IMG_4448.JPG

ひとりの男が
材木座のシェアハウスを
離れてゆきました。

彼は、
本当にすごい人です。

自分を律し、
向上心を失わず、
人への思いやりに長け、
感謝の気持ちを忘れない。

人の心の奥底にある感情をおしはかり、
よりよく生きてゆくための
「こうしたら、うまくいく」という
言葉にはしづらい何かをきちんと
伝えてくれる人で、

わたしは彼からたくさんのことを
学びました。

今朝、
目覚め、
続々と人が起き、
皆で鎌倉駅近くのコーヒースタンドへ。

その道すがらは、
何度も通る同じ道で、
明日も同じ道を通うはずなのに、
いつもと違う景色をみているようで、
心がざわざわとしました。

わたしは、
人前で泣いた記憶が
ほとんどありません。

卒業式でも泣かなかったし、
留学していたときも泣かなかったし、
何処かの街から何処かの街へ移り住むときも、泣いたことがなかった。

でも、
今日はどうしてなかなか、
溢れる涙、
抑えきれず、
あぁ、お別れって、
こんなに寂しいものだったのかと、
ひどい寂しさが、
凍てつく冬の寒さと共に
骨の随まで染み込んできました。

彼と出会えたことは、
この家に来てよかったと思える、
大きな理由のひとつだった
ということです。

「2年間は会えない」

2年という月日は、
20代から30代への大台に向かう
わたしたちには、
あまりにも、
あまりにも、
大切な期間です。

そして、
大切であろうと努めて思わなければ、
あまりにもあっけなく過ぎてゆく
狂おしい期間です。

満月の今日、
彼のこれからの2年間が、
必ず充実したものになるよう、
お願いをしたいと思います。

そして、
次に再会するときは、
わたしもこんなに成長しましたと、
燦々とした笑顔で、
それを証明できるように、
夜空を煌々と照らす
月に誓いをたてたいと思います。

ひとつひとつの
文字が、言葉が、
「あなた」への贈りものとなるように、

わたしはそれをいつも
意識して、手紙や文を
書いています。

まさちゃん、
行ってらっしゃい。

オーストラリアも、
世界一周も、
すべてが
かけがえのない瞬間となりますように。

そのどれもが、
これからのまさちゃんの人生を、
いろどるものでありますように。

今まで、本当にありがとう。

したっけ、またね。

IMG_4448-1.JPG